20世紀少年 最終章 ぼくらの旗(映画)無料フル動画配信情報！ついに“ともだち”の正体が明らかに！

言わずと知れた、浦沢直樹の人気アニメの映画化。ラストが原作とは異なっているので、そこは賛否両論あるかと思う。それでも充分楽しめる作品。

特に昭和生まれには堪らない。懐かしのアイテムやワードがちらほらと出てきます。

小学生時代の他愛もない想像が、時を経て現実化する。ワクワクと胸踊らせながら想像していた物が、大人になって現実化する恐怖・・
トモダチの不気味さも健在でしたね。相変わらず熱い漢、ケンヂ。愛らしいカンナちゃん。二人の再会シーンは感動的。

この完結編で明らかになるトモダチの持つ闇、悲しさ。いじめは子供の心をこんなにも歪めてしまう・・ラストは結構しんみりするかも。

でも、結構あっさりと決着がついてしまった感もあり。

この映画のもう一つの見どころは、濃ゆいサブキャラ達。ヤン坊・マー坊、春波夫、万丈目などなど・・出演するキャストの多さにも注目して頂きたいです。

「あれっ！？こんな所にあの人がっ！」

意外な俳優さんも出演されています。お楽しみください。

３作続いた２０世紀少年シリーズの最終作です。

いままでの秘密が全て明かされます。

とにかくこのシリーズは出演者がとても豪華で、各々の演技がとても楽しめました。本作でも十分楽しめます。

中でも豊川悦司さんが素晴らしいです。

アクションシーンも様になっていて、カッコよかったです。

「ともだち」の正体が、佐々木蔵之介だと明かされますが、このシリーズでは、犯人の正体を探ることが魅力になっていないので、ああそうなのかとういう感じでした。

それより小さい頃の友人付き合いって本当に難しいことなんだと思わされました。

子供って意外に残酷なところがあって、知らぬ間に人を傷つけていることがあります。

その時もった悪い感情が大人になってからとんでもない事件を引き起こすことは大いに考えられます。

この映画は、人間のそんな一面を上手く表しています。

「トモダチ」がウイルスをまき散らしたり、ケンジ一派を倒すために国民を洗脳し始めた原因が、幼い頃の出来事にあったというところが、何とも言えない気持ちになりました。

駄菓子屋で万引きしたのはケンジなのに、駄菓子屋のおばちゃんがトモダチがやったと勘違いしたからでした。

そこからトモダチの人生が変わっていったという設定が、「それだけのことで？」と思ってしまいます。

だけど、「小学校時代に意地悪してきた人が、大人になると何で自分よりもいい人生を歩んでいるんだろう。納得いかないな。」と思うことが、生きていると感じる時期が誰にでもあり得るから、トモダチの気持ちも理解できる気がしました。

また、死んだと思っていたケンジが生きていて、気持ちがどん底まで落ちたことで、トモダチと向き合うためにライブ会場へやって来るところが良かったし、一番の見どころだと思いました。

姪っ子が「おじさんは絶対来る」と信じていたのと、観客が「ずっと待たせておいて、来ないんじゃないか？」と不安になる気持ちは、視聴者側の気持ちと重なるような気がします。

ケンジは最後、幼い頃の自分に会いに行くけれど、そうしたことで未来が変わり、姪っ子が存在しなくなってしまうかもしれないところが、切ないなと考えました。