紅の豚（ジブリ映画）見逃し無料動画配信情報！

『紅の豚』は見た目的にも、正に宮崎駿さんの分身的な主人公のポルコが、ダサ格好良いという感じで大冒険を繰り広げる感じが魅力的です。
見た目はただの、豚になったおじさんですが、バリバリの賞金稼ぎで、愛用の赤い飛行艇を自由自在に天才的な技術で操縦するのが素敵です。
そして、子供を守るためなど、賞金稼ぎの案件を受ける理由が、お金の為だけではないというところも格好良いです。
また、独裁制のファシズムを嫌う感じもヒーローという感じがします。
プライベートビーチような、綺麗な海がの中の無人島に一人で住んでいる感じも憧れます。
そして、ヒロインのフィヨも頑張り屋という感じで、素直で良い子すぎて魅力的です。
チャレンジャーという感じで、勝手にポルコについて無人島まで来るというのも、良いと思います。
他にも、アドリア海の憧れのジーナや、空賊たちなど魅力的なキャラが大騒動を繰り広げる感じが面白いです。
そして、軍隊に取られていて、男性がいなくて、ポルコの飛行艇を修理するのが女性ばかりという、戦時中の問題をさりげなく描いていて、考えさせられるという感じがします。
飛行機好きな宮崎駿監督が好きなものを詰め込んだ感じで、見ごたえがあります。

紅の豚は大人になってからきちんと見ることができたジブリ作品です。
戦争が背景にあり、その存在をがなくては見れない作品なので子供の頃から存在していましたが昔は見てもはっきりと内容を理解できませんでした。
しかし最近になって見てみると感動し、心から笑える素晴らしい作品でした。

主人公マルコは豚になってしまった状態で戦地から１人で帰ってきて、ずっと過ごしていました。
彼は映画の初めの方はまるで心を閉ざしていて、ずっと仏頂面な雰囲気です。

しかし、古くからの友人と言うジーナに対しての彼は何か他の人との対応とは異なっていて、そこにまず注目してしまいます。

話は流れて、ひょんなことからマルコは１７歳の元気でしっかりものの女の子フィオと出会います。
彼女は飛行艇の設計士で、マルコの飛行艇専門の設計士になります。
明るく元気な性格でいつしかマルコはフィオに心を開いていきます。
明確な描写はありませんが、フィオはぶっきらぼうですが本当は優しい心を持つマルコに恋に落ちているのだと私は感じながら見てしまいます。
それが可愛くて仕方ありません。

しかし、マルコの心には戦地での苦い記憶仲間が皆死んでいった記憶が焼き付いて離れず自分だけが生き残り帰ってきたことに対しての罪悪感があるのだと思います。
その気持ちから、マルコは自らを豚にしてしまったのではないかと思わずにはいられないようなマルコの気持ちを表すような場面がいくつもあります。

そして戦地で亡くした仲間の１人の婚約者がジーナでした。
きっとマルコはジーナが好きで、ジーナもマルコを長年思って待っています。
恐らく２人はそれをお互いに気づいているのでは？と感じます。
しかし簡単にはくっつかない大人なようで焦ったい、子供のような２人に焦らされてしまいます。

しかしフィオの可愛らしい乙女心を思うとまた複雑な気持ちになるのです。
紅の豚は一見戦争が大きく絡んだ男性が好みそうな作品と思われがちだと思っていましたがこの恋愛模様が、女性の心をひきつける点だと思っています。

フィオはやがてマルコが飛行艇の賞金稼ぎの対決で勝つと飛行艇設計士としての任務が終わり、ジーナに渡されてしましますがお別れの最後に自分の気持ちを伝えるかのようにキスをしてお別れします。
それが可愛くて切なく、たまらない気持ちになります。

しかしジーナはまた同じ場所でマルコを待つという賭けをします。
いつかマルコがジーナの元にきたら....
そんなジーナの願いがどうなったのかフィオの声で締めくくっている中でマルコの赤い飛行艇がジーナの元に止まっているのがはっきりと見えるのです。

それがジーナが賭けに勝ったという証で、二人がハッピーエンドを迎えたという解釈を私はしています。

このように見応えがありながらも、紅の豚は最後はマルコが幸せになって報われる心が温まるお話です。

以前この映画を好きだと答えると、これには男のロマンが詰まっている作品だと言われたことがあります。
その時は男のロマン、とは分かりませんでしたが年齢を重ねて見ると確かに男のロマンっぽいです。
ポルコの生き方だったり、ジーナさんに対する対応だったりと大人の男を描いた作品です。プライドだけ高い豚の話。そんな感じで揶揄もできますが、それだけではない気がします。戦争を生き残り、今を生きるポルコの姿勢はかなり格好良い物を感じます。
他にもポルコの船を作る少女・フィオが良い子で元気。彼女によって世界観が引っ張られ、面白おかしく描かれているのが良いです。
フィオと空賊の連中のやり取りが大好きです。空賊もやってることは悪いことなのですが、なんだか憎めないキャラクターばかり。彼らの序盤のポルコとの戦いのシーンは何度観ても大好きです。
格好良いのと面白いが混在しでいてとても好きです。
オススメな場面は、アメリカからやってきた青い飛行艇に乗るカーチスとの戦いです。彼もなんだかプライドだけが高い男性ですが、その感じですぐ女性に告白してしまうところがまた面白いです。カーチスとポルコが戦うことになり、賭けまで始まるシーンは空賊らしいな、と感じて楽しいです。
大好きな作品です。是非未視聴の方に見ていただきたいです。

「紅の豚」は自分はビデオやテレビで何度も観た作品です。空の戦争があった時代感であると思うのですが、元々人間の飛行機乗りだったポルコは仲間たちが空に散った日を
境に豚になってしまい、また空族として過ごしていました。ポルコの拠点となっている孤島が、海に囲われ島の中に小さな島があるような場所で一人静かな暮らしが
出来そうな場所だなと少し憧れてしまいました。
ポルコの行きつけのバーには様々な空族たちが集まり、そのお店の歌い手ジーナの人気ぶりにどんなに空族が集まっても喧嘩をしないという鉄の掟があるところも
良い時代感だなと思ってしまいます。ジーナはポルコの親友であった飛行機乗りの婚約者で、散ってしまった婚約者を忘れずそれでいて、豚になってしまったポルコに
心を寄せているのかも、、と思わされる上品で謎の多い女性で儚いキャラだと感じていました。ポルコがお店に寄る度に恋する女性の顔になるシーンは印象的でした。
ポルコの愛飛行機がボロボロに壊されてしまって、常連の店へ直しに行くのですがそこでの女性たちの働きぶりが圧巻で、男性が立つ場無しといったその時代にはないであろう
女性たちの強さが描かれているシーンは何度もみたくなります。新しい飛行機での旅立ちの時、飛行機を設計した店主の孫フィオが着いていくと二人乗りにするシーンは
フィオがかっこよくて行動力あるなと感心してしまいます。
その後空族の元貴族男にフィオを賭けて勝負を挑まれ、勝負会場では空族たちのお祭り騒ぎになっていてどの時代感でも空族や海賊などはお祭り好きだな～と楽しくなりました。
最後フィオのキスで豚から人間に戻ったのか、戻らなかったのか分かりませんが、なにかをきっかけにポルコは人間に戻れれば良いのになと思ってしまいます。
空族という自分の世界では出会うことのない世界に引き込まれてしまいます。

豚になってしまった主人公・ポルコは、空賊を狙う賞金稼ぎです。人間だった頃、イタリアの空軍でエースだった経験から、市民から厚い信頼を寄せています。
このポルコが本当に格好いい。一匹狼（豚だけど…）で、誰も近寄らない、高い崖がそびえ立つ海岸線に住んでいます。
自ら孤独を好んでいるようですが、女性からはモテモテ。大人の要素をたっぷり含んだ作品です。

ポルコの幼馴染、ジーナが経営するお店に、カーチスを含む空賊が集まっていました。
カーチスは空賊が雇った用心棒です。カーチスとポルコの争いを中心に物語が進んでいきます。

ある日、ポルコの飛行機のエンジンが不調で、修理に向かいます。
そこにカーチスと遭遇し、墜落してしまいます。カーチスは思い込みの激しい男ですが、なかなか憎めないところがあります。
大破した船を持って、修理やのピッコロじいさんの元に到着しました。そこで、ピッコロの孫のフィオと出会います。
フィオはまだ17歳ですが、夢に溢れた真っすぐないい子！ポルコに恋しますが、ジーナのことも大好きで、2人を応援する姿もいじらしい。

フィオ、ジーナを巻き込んだ、ポルコとカーチスの第2ラウンドが幕を開けます。空賊が取り仕切り、お祭り騒ぎ！この節操のない感じが、とても面白い。
飛行機での決着がつかず、素手での格闘戦にもつれ込みますが、最終的にポルコが勝ちます。
直後、イタリア空軍が取り締まりのため向かってくるという情報により、散り散りに解散となり、物語も終わりを迎えます。
突然の終わり方ですが、少し余韻を残した終わり方が、また見たくなります。