ナイト・ドクター(月9ドラマ)見逃し配信無料動画情報！キャストやあらすじについても

働き方改革の為にあさひ海浜病院ではナイトドクターを設置する事が決まったけど昼間のドクターとは犬猿で集められたドクターも癖があったり訳ありの者ばかりで面白いです。「Night Doctor」第1回は医師としては頼りない深澤が倒れている浮浪者に何も出来ずにいると朝倉が自分の服を破ってまで見事な処理をして見せたのが印象的でした。

救命の現場は直ぐに重症者が運び込まれ緊迫した空気になり本郷を中心にテキパキと処置が進められていくのは気持ちよかった、反対に深沢と桜庭は呆然として動けないでいたのは残念でしたね。お祭りの会場で深澤の妹である心美が倒れて薬も無い状態なのはハラハラしました、一緒に来ていた彼氏も爆発事故に巻き込まれてしまって最悪だし、朝倉が見つけてくれて本当に良かったです。デート中だった朝倉が救助に行ってしまって彼氏が浮気したのは許せない、深澤が気に入ったみたいなので恋バナを期待しています。

主人公の朝倉（波留）は、高校生のころ母が頭痛で救急車にのったまま搬送先が見つからず、結局手遅れになり死亡してしまった過去があります。そのため「24時間365日患者を受け入れる」というナイトドクターは自分の天職と考えている医師です。

指導医はスパルタでアメリカ帰りの本郷（沢村一樹）、朝岡含め医師は5名いますが、今回は内科医で妹と2人暮らしの深澤（岸優太）が気になりました。事故で両親を亡くして妹の面倒を見ながら医師になった苦労人ですが、重症で運び込まれる患者の死に耐えられず、平穏に暮らしていきたいと願う彼が、慌ただしく他の部署よりも人の死に立ち会うことが多いナイトドクターとしてどんな成長を見せるのかが気になりました。朝岡演じる波留さんは救命医として仕事に夢中になるあまり、彼氏と良い雰囲気になっても気が付かない程ですが、きびきびと働く様子はとても素敵です。

夜間診療を行っている病院に自力で歩いてくる患者を「ウォークイン」と呼ぶそうで、今回は救急搬送ではなくこの歩いてくる患者をメインで取り上げていました。平和に穏やかに仕事ができる環境を望んでいる深澤（岸優太）はこの仕事が合っているようですが、救命志望の朝倉（波留）は物足りないようです。

現代では女性も多く働いており、子連れが夜間病院に来ることも多いと初めて知り、保育所で子供を預かってもらうために必要な書類を貰いに来る母親もいるとのこと、子育ての大変さを思います。今回よく熱を出す子を連れてきた母親も、保育所から熱が原因で呼び出され職場で頭を下げ、また大した症状じゃないのに病院へ行くなと夫から責められ「頭を下げるのに疲れた」と言いました。結局子供は大きな病気を抱えていると判明、幸い大事には至りませんでした。でも心配な時は夜中でも当たり前に病院に行ける社会であって欲しい、と心から思います。

ナイトドクター第２話では波瑠が演じる美月に注目しながらドラマを見てもらいたいです。自分の行動にも問題があったとはいえ彼氏に浮気をされてしまった美月の心の揺れぐあいというのが見どころです。鉄のメンタルを持つ女と思っていた美月の情緒不安定な姿というのは新鮮だなと感じました。

そしてそんな美月のもとに現れた美月の父・哲郎というのも面白い存在でした。娘に会うために受診にきて怒られたり厚かましく深澤の部屋に上がりこんだりとほんわかさせてくれました。正直、このドラマは1話を見た時はもう一つだなと感じていたんです。それが２話になってナイトドクターの面々の関係が深くなってきたことで確実に見応えというのが増えて面白くなってきました。

今回のナイトドクターは桜庭が、襲われそうになっている朝倉を助けたのが印象的です。桜庭の男らしさに、思わずギャップを感じました。そんな中桜庭は母親にイギリスへ留学すよう言われたのが驚きました。桜庭はここで頑張りたいと思っていたから複雑です。桜庭自身とても切なそうにしていたのが伝わってきました。

また朝倉はいろんなテキストを桜庭に渡していたのが優しさを感じます。朝倉なりの励まし方が良かったです。さらに無保険の患者さんが運ばれて来たのが、考えさせられました。お金がかかるからと処置を望んでいないのは、とてもシビアな問題だと感じました。それでも桜庭は命あってこそだと伝えていたのが、とても心にグッときました。

ナイトドクターとして働いている時も、何度か胸を押さえて苦しそうな場面が見られた桜庭（北村匠海）は、実は心臓移植手術を受けたようです。また大病院グループの跡取りであり、子供のころから指導医の本郷（沢村一樹）に憧れて救命医を目指してると判明。しかし母親からは病気を理由に救命を辞めて経営に専念するよう言われています。

そんな桜庭が、認知症の祖母と父親の3人で暮らす中学生と出会う話が取り上げられました。お金の心配をする中学生に、家を売り生活保護を受ければ良いとアドバイスする医師たち。でもクモ膜下出血で運ばれた父は無き母（妻）の思い出がある家を売ることに反対しています。手術を拒否する父はもう死にたいのかなあと苦悩する中学生が不憫で、桜庭の「人は生まれた瞬間に人生の殆どが決まっている」という言葉が響きました。結局本郷の説得で中学生が手術に同意しましたが、彼がどんな人生を歩むのか気になります。

今回ナイトドクターは高岡の彼氏が、他の女性の付き添いをしていたのが驚きました。高岡も何でと感じていたリアクションが印象的です。そして運ばれてきた女性は、青山に甘えていたのがすごいなと感じました。高岡のいる前で普通にしていたのが怖かったです。高岡はなんとかその場を乗り気っていたような気がします。でも裏では感情を爆発させていたのが共感しました。見たくもないし、青山の優しさがイラついてしまうのは胸が痛かったです。

高岡は青山以外に、誰もお見舞いに来ないことを知ってどこか感じるものがあったのが良かったです。寂しい気持ちを紛らわそうとしているのが伝わってきました。高岡もいろんな気持ちになりながら、寄り添うところが素敵です。

彼氏との関係が悪化しても自分の夢を優先するタイプの朝倉（波留）に対し、女子力が高く夜働く彼氏の青山北斗（竹財輝之助）と会う時間を作るためにナイトドクターになった高岡幸保（岡崎紗絵）でしたが、ある日転落した女性・詩織が搬送され、同行してきた「彼氏」は何と青山でした。動揺しつつも詩織を担当する高岡に、詩織は青山との仲を見せつけたり、高岡に使い走りを命じたりします。

ある日遂に詩織と高岡は言い合いになりますが、高岡は詩織には精神的な疾患があると推測、心療内科の受診を勧めました。詩織は高岡の嫌がらせかと怒りますが、間違っていたら土下座をして謝ると言い診察を勧めます。見た目は華やかですが、高岡は個人的な確執があっても真面目で患者思い、研鑽を忘れない素晴らしい医師でした。結局青山とは別れ、朝倉（波留）たちと病院の寮で暮らし始めた彼女が、他の5名の医師たちとどんなチームワークを見せてくれるのか楽しみです。

今回のナイトドクターは、成瀬は訴えられていたのが驚きました。そのことを朝倉が知って、成瀬はとても冷たかったのがハラハラしました。他のみんなにも同じ感じが怖かったです。そんな中男の子が搬送されて、母親は子供の生年月日を間違えていたのが違和感ありました。そのことを成瀬はすぐに反応して、母親ではないかもと勘づいたのがさすがです。隣人でなんとか男の子を救いたい気持ちがあったのがリアルです。

成瀬は嘘をついたら犯罪だといっていたのは胸が痛くなりました。わかっているけど、それでも放っておけないのはわかるような気がします。見てみぬ振りはできないのが強く伝わってきました。無事男の子が助かったのはホッとしました。

ナイトドクターとして働く成瀬は以前の手術の失敗から訴えられていることがわかりました。次々に運ばれてくる救急の患者を助けるのはとても大変なことです。深澤が患者の付き添いに「絶対助けます」と言った言葉に成瀬は「絶対ということは医療にはない」と言い放ちました。自分の訴訟問題の経験からだと理解しました。

良かれと思い励ます言葉も完璧に元の姿に戻らないと家族は理解し難いのだと実感します。命を救うのが精一杯で説明してサインしてもらって手術しても患者の家族はどれだけ理解して手術にOKを出しているかわかりません。緊急事態に命を救ったけれど障がいが残るとか機能不全が起きるという全てをわかってもらうのは大変なことだとつくづく感じました。