ロングバケーション（ロンバケ）見逃し無料動画配信情報！Netflixやhuluで見れる？

北川悦吏子作品というだけで、そのドラマの展開の雰囲気が想像でき、そのキャスティングに木村拓哉と山口智子。この２人共に平凡な演技ではなく、際立った演技をすることで良さが出てくる人達ですし、ドラマの中でその性格を上手に引き出していると思いました。
葉山南は結婚式当日に婚約者が失踪し、そのルームメイトだった冴えないピアニストの瀬名秀俊とやむを得ず同居することに。
さらに、婚約破棄で落ち込む南に瀬名は人生がうまくいかない時は「神様がくれた休暇」だと考えようと提案し励ますも、瀬名も自分の才能が開花せずあらゆる壁にぶつかる。
その内に、２人はお互いがかけがえのない存在になっていく。
このロングバケーションが放送されていた1996年にはWindows95を搭載したPCこそあったにしても、スマホは勿論、携帯電話の普及もまだ十分でなかった時代。人と人が直接的に関わる内容を今見ると羨ましく見えてしまます。
今の時代、ネットで何もかも出来る時代に、こんな設定は絶対にありえないだろうと思ってしまうのです。
ちなみに、木村拓哉のドラマは大抵本人のイメージどおりの配役が多いので、何となくまた同じような作品と思ってしまうのですが、この作品は、自信がなくて卑屈だったり、迷ったりといいかげんなんだけど、逆に本人と違うタイプを演技している感じが新鮮でした。

『ロングバケーション』はフジテレビ系で1996年4月から放送された月9ドラマです。
当時「月曜日は街からOLが消える」とか、「ピアノを習い始める男性が増えた」などの「ロンバケ現象」まで起こった大人気恋愛ドラマです。
主題歌・久保田利伸さんの「LA・LA・LA LOVE SONG 」を聴くと今でも『ロングバケーション』の名シーンが浮かぶ程、当時私も月曜日の9時にはテレビにかじりついて見ていたOLの一人でした。
結婚式当日花婿に逃げられ、白無垢姿で花婿の住んでいるアパートへと走る葉山南(山口智子)の姿は、ドラマの最初から衝撃映像でした。
逃げた花婿のルームメイトだったのが瀬名秀俊(木村拓哉)です。花婿には逃げられ、自分のアパートは引き払っていて、行き場を失くした南が転がり込む形で瀬名との奇妙な同居生活が始まります。
自称ピアニストの瀬名は24歳のピアノ教師で、自称人気モデルの南は31歳の落ち目モデルです。
恋愛も仕事もうまくいかない踏んだり蹴ったりの南に「何をやってもうまくいかないときは、神様がくれた長い休暇だと思って、無理に走らない、焦らない、頑張らない、自然に身を委ねる」と言った瀬名のセリフは、南ほどではないにせよ諸々の問題を抱えていた私の心にもジーンと響き渡りました。
恋愛ドラマあるあるですが、主人公が本音で体当たりしている場合は大抵お互い好き合っていますよね。
このドラマもそうなるんだろうなと薄々わかって見ていましたが、南と瀬名の不器用さが魅力的すぎて、とにかく応援したくなりました。
南が身を引こうとするところなんかは、ダメダメ！とテレビの中に手を突っ込んで引き止めたくなる衝動に駆られたほどです。
ドラマの最初が白無垢姿の花嫁の爆走なら、ラストはウェディングドレス姿の南と白いタキシード姿の瀬名が手を繋いで爆走というハッピーエンドで、本当によかった！と心から祝福したい気分でした。
永久不滅の恋愛ドラマです。

月9といったらコレ！というくらい代表的に面白い作品です。木村拓哉さんがここから月9の視聴率を牽引していったので、彼の代表作ともいえます。このドラマの凄い所は、何年も前のドラマなのに、未だに面白いという所です。古臭さがなく、出ているキャストも全員美男美女で、今でも第1線で活躍している人たちばかりなので全く見飽きません。広末涼子さんの制服姿とかも、超絶にかわいいです。そして、なんといってもストーリーが面白いんです。花嫁が結婚式当日に花婿に逃げられるというとんでもない展開からスタートします。そして、瀬名（木村拓哉）くんと恋に落ちていくのですが、とにかく瀬名もまた、かっこいいんです！ちょっと優柔不断な所もまた可愛くて、女性なら絶対に彼に釘付けになっていくと思います。なかなか前に踏み出せない彼を、応援したくもなっちゃいます。2人がアパートの窓からスーパーボールを投げるシーンとかは、今でも鮮明に思い出せるくらい大好きです。また、ピアノが流れるシーンとかも多いので、耳でも楽しめるドラマになっています。個人的には、稲森いずみさんが演じたモモちゃんが、かなり不思議ちゃんで可愛くて大好きでした。今では、絶対に見られないような姿なので、ぜひ若い人達にも見てもらいたいです。