八重の桜（ドラマ）見逃し動画配信情報！Netflixやhuluで見れる？

会津藩に実在した女性の鉄砲の使い手、八重を綾瀬はるかさんが演じた幕末から明治へかけての物語です。初めに思ったことは武士と言う男の世界に本当にこのような女性の鉄砲の名手がいたのだろうか？と言うことでしたが史実を紐解きますと実在しておられたようで己の無知を恥じました。話の中で私が1番印象的だったのは京都守護職となり新撰組を配下に置き順風満帆だった会津藩が王政復古の大号令後は朝敵と呼ばれながら戊辰戦争をたたかわなければならなかったと言うところです。しかしストーリー的には史実に沿って描かれていてキャストも豪華であることも相まって全ストーリーを楽しんで見ることができました。とくに主演の綾瀬はるかさん、アクションにも定評のある女優さんですが鉄砲の扱い方や戦の時の立ち回りなど女性とは思えないパフォーマンスは目を見張るものがありました。しかし実際に史実に残された実際の八重さんの画像をみてみましたが綾瀬はるかさんとはかなり掛け離れていて実物はまさに幕末の傑女といった感じでした。NHKの大河ドラマではありがちですが歴史上の人物とそれを演じる俳優さんの外見が似ても似つかないといった印象をよく受けますがこの「八重の桜」はその筆頭と言ってよいかもしれません。まあ視聴率を取るために人気の美男美女俳優さんを起用されているのでしょう。　

大河ドラマ『八重の桜』での見せ場でありクライマックスは、やはり会津戦争でのシーンです。
幕末の戦いの中でも今まであまり取り上げられることの少なかった会津戦争。
それまでは有名なところでは白虎隊くらいだったところが、この『八重の桜』で本当に広く知られるようになりました。
また、幕末の大河ドラマで『女性が主人公』──それも、篤姫のように存在感はあっても維新の戦いに直接参加してはいなかったり、『花燃ゆ』の文のように『兄や結婚相手は有名人』でも、正直「実際に何をしたの？」という主人公と違って、男性の中に混じって「故郷を守る」という強い意志の元で実際に銃を持って戦う姿は本当に印象的でした。
また、会津の白虎隊だけでなく二本松少年隊の悲劇も描かれていたのはとても驚きでした。
これだけ奥羽越列藩同盟を掘り下げて描いたドラマは、今までなかったと思います。
１クールのドラマではこれだけ時間は取れないだろうし、これは大河ドラマならではだと思いました。
ただ、少々残念だったのは明治になって以降。
京都編になって以降のトーンダウンは否めない印象でした。
八重の二番目の結婚相手である新島襄も波瀾万丈な人生で十分ドラマになる人物なのに、会津戦争をクライマックスに据えてしまった間があるため最初の結婚相手である川崎尚之助の方が印象深い感じになっていた気がします。
晩年の八重も看護の道に尽力したりと、近代日本のために尽力したので、ドラマ全体の印象としては失速してしまったのは残念でした。